コンクールを終えて
こんばんは。
7月の3つめの本番を18(月)に終えた私は、どっと疲れが出て火曜と水曜日はほとんど何もせずに過ごしてしまいました。木曜、金曜はひたすら家の中の掃除に没頭してました。おかげで家の中も気分もすっきり☆彡
18日のコンクールでは参加者にオーディエンス賞(聴衆賞)の投票用紙が配布されました。
演奏者は80人を超え、私の演奏は前回述べたとおりの悲惨な状態だったのに、私に票を投じて下さった方が何人かいらっしゃいました。写真はそのうちの2枚です。涙が出そうになるほど嬉しかったです。
さて、18日当日に戻りますが、演奏後は動く気力もなく昼食もとらず客席で他の方の演奏を聴くともなしにぼんやりと座っていました。
閉会式では、各部門の1位と全国大会への出場者(優秀賞)、オーディエンス賞が発表され、表彰、講評と続きました。
4人の審査員の先生がそれぞれ全員に向けて講評を述べられました。以下簡単にまとめると。
・形式を考慮せず弾いている。
・フレーズの大きな流れを把握して弾くように。
・作曲家の背景を勉強するように。
・手指の使い方でフレーズを横につなげていくように。
・ペダルの踏み替えが甘い。
・椅子がピアノからと過ぎる人が多い。
・ペダル補踏み込んだときの時座の脱力ができていない。
・拍子感をもって。
・和声の変化に合わせて気分を変えて弾く。
・もっと音をよく聴いて弾くように。
お一人お一人もっと長く話されていましたが、辛口の講評でした。
メモをとりながら聞いていて、落ち込んでいる気分がずーん、ずーんと、さらに沈んでいきました。
ホールを出るとき、全員に大きな封筒が渡されました。受け取った人たちはその場で中に入っている審査員の講評用紙をじっくりと読んでいました。
私は受け取るとそのままバッグにしまい、タクシーも拾えず、駅まで歩きました(暗い(;_;))。
新幹線が熱海辺りを走っている21時過ぎ、ふと封筒のことを思い出し、中を見てみました。
講評用紙とオーディエンス賞の私への票、そして『敢闘賞』の賞状が入っていました。
オーディエンスの票はとても意外でした。賞状も意外でしたが・・・。一番驚いたのは、3人の審査員の講評用紙に驚くほど嬉しい言葉が書かれていたことです。
〇この大曲をステージで、それも暗譜で弾かれたことに拍手させていただきたいです。
〇メロディーラインの美しさがよく表現されていらっしゃいました。
〇貴女様がどのようなショパンを弾かれたいかがよく伝わる演奏でした。
〇ホールに響く音がとてもきれいでした。
〇曲をよく理解して表現されていることが伝わってきました。
〇またぜひチャレンジして下さい。
といったことと、アドヴァイスとして付点の後の音符の処理の仕方と左右のバランスについて書かれていて、驚くほどの高評価でした。また、細かい項目で、以下のことも褒められていました。
・手、指、腕の使い方。
・椅子に高さ、位置。
・表現力
・歌い方
・ペダリング
・拍子感
・美しさ、なめらかさ
に ○ がついていました。
先生に報告すると大変喜んで下さり、私のこれまでのがんばりをねぎらってくださいました。
今週は身体と心を休めて、これからに向けて充電します。
今日の1曲は、前回にお話しした『先生から薦められている、次に取り組む曲の候補』の中から、ショパンの『舟歌』です。私が全てのピアノ曲の中で一番好きな曲です。
今日も最後まで読んで下さりありがとうございました。
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