東京でピアノコンクールに出場してきました
こんにちは。昨日品川区の音楽ホールで開催されたピアノコンクールに参加してきました。
7月は3(日)、10(日)に続いての3回目の本番だったので、曲の仕上がりも先生が太鼓判を押して下さるほどの出来だったのですが、今まで弾いた中で一番緊張してしまいました。大学入試の実技試験の時よりもあがってしまいました(>_<)。
そこは品川区内随一の音響性能をもつ音楽ホール(定員250名)で、ピアノはスタインウエイのD274。客席で聴く音は素晴らしく、プロのピアニストのリサイタルを聴きに来たいと思いました。
なぜそんなにあがってしまったのか、、、。
中学校教員をしていたので人前でしゃべるのは問題ないのですが、元来引っ込み思案で、気が小さいんです。特にステージでのピアノ演奏があがってしまいます。
10日のコンクールでも緊張のため普段の7割ほどの出来でした。でも、その後の一週間で自分も先生も驚くほど完成度と表現がアップして、ちょっとくらいのミスタッチは問題ないというくらいに仕上がっていて、先生も上位入賞をほのめかしていました。
会場に着いてみると、他の出場者が皆あがりまくって、つかえる止まるはざらで、すごく上手に弾き始める方でもあっあっあっ、、、て感じでミス続出。さらには止まってしまって曲に戻れず、途中で演奏を止めて袖に引き上げてしまう人も何人かでて。初めて見ました。
緊張って伝染するんですよね。本番前にはすっかりドキドキMAX、冷房で寒いのに脇汗、手汗が半端ない。耳鳴りまで(T_T)。腹式呼吸をしても、ストレッチをしても効果なし。
舞台下手で4組が待機するのですが、その場の空気の張り詰め方のすごいこと!
さらに出る直前に衝撃の事実。7分の制限時間なので、私の曲は10分かかるため7分たったところで『やめ。』のブザーが鳴ることになっていました。
それが、この日は欠席の人が多いため(コロナのせい?)、最後まで弾いて下さいと。
『ええーーー?!』
今日、家を出てくる前に弾いたとき、7分あたりまでしかさらってこなかったよー(泣)。
ステージに出てピアノの椅子に座ると、心臓は高鳴りすぎ、踏ん張らなければならない左脚は震え、、、。
消えたかった。でも頑張って最後まで弾きました。
こんな演奏になるなんてみじんにも想像していませんでした。
それでも、ピアノの音色は素晴らしかった。今まで弾いたピアノの中でダントツに跳び抜けていい音でした。スタインウエイの良さが心底よくわかりました。
長くなりましたので、審査結果や講評は次回に。あっ、内容は期待しないでいて下さい。
今日の一曲は、コンクールが終わったら取り組む曲の候補を先生から15曲ほど選んでいただいてあります。その中から一番短い曲を。
ショパンのプレリュードの16番と24番です。
プレリュードは昨年のショパンコンクールで4位入賞した小林愛実さんが第3次予選で弾いたのがとても印象に残っていますので、その動画で。第16番は 28分07秒 のあたり。第24番は 41分20秒 のあたりです。今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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