ピアノの改造!?
こんにちは。
今日は私のピアノの調律と整音をしていただきました。
初めての調律師さんに頼みました。
1.昨年、6年間見ていただいていた調律師さんからピアノの購入を勧められたり、別の調律師さんにも診ていただくと全く別の話をされたこと。
2.音色がキンキンと固い音になり、弾いていて疲れるようになったこと。
3.新しいピアノの購入が視野に入ってきていること。
この3つのことから、どうしたものかと悶々としていた私ですが、先日レッスンを受けたとき、調律を済ませたばかりの先生のピアノの素晴らしい音色に惹きつけられ、『こういう音が欲しい!』と、思いました。
先生に担当の調律師さんについて伺いました。
コンサート調律師をしていることはもちろんのこと、音大の先生やピアニストの自宅のピアノを担当するほど腕のよい方だとのこと。
『ピアノを改造してしまうのよ。』とひと言。そのくらいガラリと音が美しく変わるのだと聞き、紹介していただけませんかとお願いすると、その場で電話をしてくださり、私のことを紹介して口添えをしていただけました。
雨の中、車で1時間かかるところを来て下さいました。
『どんな音にしたいですか?』
と聞かれて、今の音は弾いていて疲れてしまうので、音の粒立ちがよくて、弾力のあるゴムまりのような豊かな音がいいと思っているのですが、、、。と言ってみますと、
『いいですね。』と、にっこり。
今のピアノの状態を丁寧に説明して下さり、ハンマーのフェルトが固くなっているので(去年調律した方が硬化剤を塗ったこともよくなかったと)、フェルトを柔らかくしなければならないと。
2時間半以上かけて調律と整音を終えたピアノは、驚くほど音が変わっていました。
音の深みと柔らかさがついて、奥行きがあってやわらかい響きの音になっていました。
ショパンを弾くと今までとがらりと音色が変わり、ピアノで歌うところでは、歌いやすくなっていました。弾いていると音や和音の響きに聴き入ってしまい、何度も迷子になって止まっていまいました(*^_^*)
ピアノについてのお話、疑問に感じていたことへの答えは今まで知らなかったことばかりで、「大変興味深く、いつまでも聞いていたいと思うほどでした。
お手頃価格の電子ピアノが買えてしまうほどの料金がかかってしまったのは痛い出費でしたが、それを何倍も上回るほどのものを得ることができました。
これで、生徒さん達にも素敵な音でレッスンを受けてもらえます。
ただ、ピアノ買い換え問題については保留、、、と言うかさらに難度が上がりました(T_T)
今日の一曲は、調律師さんが、『ラヴェルを演奏するには、ピアノの音色を冷たい音に調整する。』とおっしゃっていたので、ラヴェル作曲の『水の戯れ』を角野隼斗さんの演奏で。
今日も最後までお付き合い下さりありがとうございました。
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