YAMAHA銀座店で試弾してきました

 11月27日に東京に行ってきました。お目当ては、グランドピアノの試弾とステージ用ドレスの購入です。

 都内で長いこと仕事をしてきた中学時代からの友人Kさんにおつきあいいただきました。Kさん、貴重なお休みの日におつきあいしてくれてありがとう。ランチおいしかったね。


 まずYAMAHA銀座店でC3XとC3Xespressivo とS3Xを指弾しました。

 

 C3Xは、うーん、いい音だけど少し音がこもった感じかな...。

 

 espressivo は、去年県内の楽器店で試弾したespressivoより音が豊かでよく鳴っている。もう少し音が柔らかいといいな。でも、いいな。欲しいな。


 S3X。指をのせて和音を出してみた瞬間、あまりの音の良さにびっくり。

 とにかく音の奥行きと深さがすごい。豊かでよく鳴っているのにとても柔らかい。

 一瞬で虜になってしまいました。ロマン派のショパンのソナタと近現代のムソルグスキーを弾きましたが速いところ、技巧的なところ、力強いところ柔らかく歌うところ、、、、自分がこう弾きたいという思いを叶えてくれるというより、一気に私のピアノがうまくなりました。いつまでも弾いていたいピアノでした。

 今まで私がいくつかのステージで弾いたどのスタインウエイよりも美しい音でした。

 この感動はどんな言葉で表現しようとしても表しきれません。宇宙。


 欲しい。買いたい。という気持ちでいっぱいになってしまいましたが、espressivoの値段で悩んでいた私が、それよりもグレードの高いS3Xなんて無理。


無理と自分を納得させる以上に欲しい、買いたいという気持ちが膨らんでいます。


さらにその気持ちに油を注ぐ人がいました。

『バイオリニストのことを考えたら、安いもんだよ。』

なるほど。そうだよね。

S3Xに比べたらばプロが使うバイオリンは0(ゼロ)の数が1つ、いや2つ多い。音大のバイオリンの学生でも持っている人は持っているんですよね。


バイオリンに比べたら、いい音がずっとお安く手に入る。


ため息 =3


今日の一曲です。東京に出かけた11/27は、1931年のその日、フランスの作曲家モーリス・ラヴェルが作曲した左手のためのピアノ協奏曲が初演された日なのだそうです。これ以降、この曲は右手の機能を失ったピアニストにとっての重要なレパートリーの一つになっています。務川慧悟さんの演奏で。

目を閉じて聴くと、とても片手だけで弾いているとは思えません。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

Felice富士ピアノ教室

Felice富士ピアノ教室(フェリーチェ)は、ピアノが生涯の趣味になるよう生徒一人一人の個性や特性に応じたレッスンを通して、音楽が人を幸せにすることの実現を目指しています。  ピアノ演奏現役講師が演奏技術と表現力の向上を個に応じたアプローチで育みます。 また、公立中学校34年勤務の実践と特別支援教育士の見識を生かし、レッスンで生徒さんの力とやる気を引き出し伸ばしていきます。

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