2年ぶりのコンサート
こんにちは。
昨日、バスと電車で1時間半ほどかけてコンサートに出かけてきました。生演奏を聴くのは、2年前2019年11月に辻井伸行さんのリサイタルに行った時以来です。
聴いてきたのは、以前にも書きましたが、入川舜さんのピアノリサイタル『ゴルトベルク変奏曲を弾く』というものです。
自分がたまたま今ゴールドベルク変奏曲を先生に見ていただいているので、勉強なるかなと思って行ってきました。
本来は、ゴルトベルク変奏曲のみのプログラムでしたが、入川さんがこの曲だけというのは聴く方も覚悟がいるので、〝前説〟として(笑)として演奏します。とおっしゃっていました。フランス組曲にしたのは、第5番のサラバンドのリズムがゴルトベルク変奏曲につながっているからということでした。
プログラムに添えられていたゴルトベルク変奏曲解説は、さすが東京芸大の先生という感じのアナリーゼで、さらっと目を通しただけでは理解できず、楽譜と合わせて読み込んでみようという気になる文章や図解で、いい資料をいただけたと思いました。
さて、演奏が始まると、音の響きが素晴らしく、まさに『CDを100回聴くより伝わってくる。』を体感。ペダルを多用し、音を響かせつつ、一つ一つの音がクリアでした。
なななんと、ゴールトベルクは楽譜通り全てのリピートを繰り返し、80分以上の演奏でした。有名なグレン・グールドのCDで51分です。力演だったことがわかります。
80分のあいだ、飽きることなく堪能しました。リピートでは装飾音符が付き、よりバロック調な感じが増して、きらびやかでステキでした。また、第14変奏と第26変奏は細かい音が速く速く生き生きと演奏され圧巻でした。
ライブは良いですね。速くコロナ禍が収束し安心してコンサートに出かけられるようになってほしいものです。
入川舜さんの公式ホームページはこちらです。
https://shunirikawa.work/
今日紹介する曲は、グレン・グールドの演奏でバッハの『ゴールドベルク変奏曲』を。
入川さんが、この曲が全世界でブームとなったきっかけとなったのが、天才ピアニスト、グレン・グールドのこの曲のCD発売だとおっしゃっていました。グールドのデビューCDと最後のCDがこの曲だったそうです。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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